第4回WOLF RPG エディターコンテスト
斬新さ部門1位入賞 総合順位9位入賞
（（コンテストのページURL）http://www.silversecond.com/WolfRPGEditor/Contest/）
窓の杜 第497回週末ゲーム
「第四回“WOLF RPGエディター コンテスト”お勧め作品ピックアップ」に掲載されました
（（掲載ページURL）http://www.forest.impress.co.jp/docs/serial/shumatsu/20120914_559485.html）
フリーゲーム夢現で紹介中
（（紹介ページURL）http://freegame.on.arena.ne.jp/roleplaying2/game_2241.html）
晋遊舎出版「iP!（アイピー）」8月号（2013年6月末発売）の
フリーゲーム紹介コーナー「フリーゲームキングダム」で紹介される予定
（（7月号雑誌紹介ページURL）http://www.shinyusha.co.jp/~top/00ip/ip.htm）
どんなゲームか一言でいうと、「5分で戦友が100人できるゲーム」という感じです。
興味がある人はフリーゲーム夢現の紹介ページを見てください。
見た目は、ドラゴンクエストのような普通のRPGのように見えるのですが、
このゲームは、「キャラクターを仲間にしてエンディングを迎える」
というところに、異常なまでに特化したゲームです。
武器？ダンジョン？イベント？戦闘？そんなものはこのゲームにはありません。
その代わりに、どんなゲームよりも短時間で、どんなゲームよりもたくさんの仲間と共に、
感動のエンディングを迎えることが出来ます。
ネタバレになるのでこれ以上の説明は省きます。気になる方はぜひ遊んでみてください。
たくさんの人に楽しくプレイしてもらうために、作中で様々な工夫を入れました。
詳細は省きますが、JRPGの「お約束」ともいえる仕組みのパロディが多いです。
中でも一番私が気に入っているのはオープニングのネタです。
あえてお決まりの設定から物語が始まり、その直後に裏をかくことで、
開始30秒でこのゲームがどういうゲームなのかを強く印象付けてくれます。
開発期間は1週間くらいだったと思います。本命の『ファミリア』を完成させて、
知り合いにデバッグしてもらっているときに、片手間で作り始めたのを覚えています。
本命の『ファミリア』は一ヶ月かけて完成させたのですが、
コンテストでの人気はまったく逆でした。世の中面白いですね。
当時の開発メモを読み返してみると、仲間にして連れ回したりするシステムは、
作ろうと思った日に完成したようです。『ファミリア』を作りウディタの仕組みにも
慣れていたので、そのへんは早かったようです。着想したときは、
「仲間にできる数をいじったら簡単に実現できるかな」とタカをくくっていたわけですが、
どうにもうまくいかず、仲間にする部分はすべてプログラムを書いて実現しました。
仲間の管理は自前のプログラム管理して、すべてのマップに100人分のユニットを置いてます。
ちなみに、100人くらいが同じマップで処理落ちせずに配置できる限界だったと記憶しています。
システムを作った後は、2日かけてキャラクターとマップを作成していったようです。
キャラクターは適当に配置していって、面白いネタが思いついたら随時入れ替えていたと思います。
内部を除くと没キャラクターが10人くらいいると思います。
ちなみに各キャラクターの考案は超適当で、一人あたり1分弱くらいです。
ここはもっと丁寧に考えて作っておけば、もっと面白いものになったと反省しています。
一通り進めるようになったあとは、オープニングとエンディングを作っていきました。
オープニングはいつの間にやら思いついていたお気に入りのパロディですね。
魔王戦はバカゲーらしいオチがつくように馬鹿らしくしました。
エンディングは大真面目に作り、逆に面白く仕上がっていると思います。
もし続編をつくるならどうするか？という妄想話です。
道中の仲間の扱いが寂しい感じなので、仲間になったキャラクターの発言が
リアルタイムに閲覧できる『ツイッター』のような機能をつけようかなとか考えてます。
あとは、初めて仲間になるときの発言ではキャラクターのバストアップ画像を表示するとか。
今のままだと、エンディングまであまり愛着がわかないですからね。
あと、ゲーム性が少ないと思っているので、アクション要素を入れようかとか考えたこともあります。
『巨大なボスが攻撃してきて、主人公は攻撃をかいくぐってボスと重なる。
ボスと主人公が重なっている間、本作と同じ「ザクッ」って感じのエフェクトでダメージが入る。
主人公がボスにダメージを与えたら、後ろにつれている仲間も追撃してくれる。』みたいな感じです。
ボスに仲間の行列をなすり付けて「ザクザクザクザク」ってダメージを与える感じですね。
あと、エンディングで、キャラクター同士の掛け合いのイベントとかあっても良いかなとか
考えたことがあります。馬2匹と牛が競争して牛が勝つとか、ドラゴン兄弟とか、流木兄妹とか。
本作と近いかもってゲームを紹介しておきます。近いってだけなので、
似せて作ったわけではないです。パロディはやりましたが。
【塊魂】
くっつくとどんどん色々な物が主人公に引っ付いてきて、大きな塊になります。
ゲームを続けたら、東京タワーとかもくっついてた気がします。
本作の「触れると仲間になって後ろについてくる」というのと、近いと思います。
RPG要素やパロディネタ、エンディングのネタとかは、塊魂とは違う点だと思います。
【ドラゴンクエスト】
オープニングで資金やアイテムの入った宝箱がもらえるのは
初代ドラクエのパロディですね。
タンスを調べたり、階段を降りたり、船に乗ったり、RPGでは色々できますが、
本作ではできませんね。うーむ残念。